DOS環境のエミュレータです。様々なプラットフォーム(Windows、Linux、Android等)に対応しています。
公式サイト->DOSBox, an x86 emulator with DOS:http://www.dosbox.com/
このDOSBox、標準(Default)環境だと英語オンリーですが、軽量で簡単に使えるのが良いところ。更にネットで情報を漁ってみると、ずいぶんといろいろな利用方法が紹介されています。そして、結構遊べます。
このページでは、DOSBoxへWindows 3.1をインストールした作業を紹介したいと思います。最終的な目的はAndroid端末で秀丸エディタを使うことです。「なぜWindows 3.1なのか?」は、作業の過程を紹介するページをお読みいただければ分かると思います。
(1) DOSBox 0.74 (Windows用)
http://www.dosbox.com/(0.74は2012年10月27日時点の最新バージョンです)
ダウンロードしたらインストールを実施してください。
(2) Windows 3.1 (英語版):Englishバージョンです。DOSBoxの標準環境で、ごく普通のDOSアプリとして、特に問題なくインストール&運用が可能です。
インストールメディアはFloppy Disk×6枚です。日本語版Windows 3.1(MS版だと12枚)の半分です。
(3) Win/V Ver.1.1:英語版Windows 3.1へ日本語環境を追加するソフトです。
(4) 秀丸エディタ Version 1.48:Windows 3.1用の秀丸エディタ。残念ながら現在は公開されていないバージョンです。昔、秀丸エディタをシェアウェア登録したのが、このWindows 3.1用の秀丸でした。
(5) Microsoft Word 5.0:Windows 3.1用のワード(日本語版)です。インストールメディアはFloppy Disk×7枚
(6) Microsoft Excel 4.0:Windows 3.1用のエクセル(日本語版)です。インストールメディアはFloppy Disk×5枚
(1) OS:Windows 7 Home Premium 64bit版
(2) PC:Dell Vostro 260s (CPU:Intel Celeron G460@1.80GHz、Memory:8GB)。この他にFloppy Disk ドライブを装着したPCをファイル複写用に使っています。
※作業フォルダー:ここでは「C:\temp\win31」を作成し、作業しています。これは任意のフォルダーでかまいませんが、下記の説明は「C:\temp\win31」に基づくものですので、ご了承ください。
※32ビット版のWindows 7やVista/Xpでもたぶん大丈夫ではないかと思います。未確認ですが。。。
※PCのスペックもそれほど高くなくても大丈夫でしょう。ただし、DOSBox内にインストールしたWindows 3.1をサクサク動かしたいのなら、スペックが高いに越したことはありません。
インストールメディア(Floppy Disk)のファイルをDisk毎にハードディスクへ複写しておきます。ここでは「C:\temp\win31」の下に適当にフォルダーを作成し、Floppy
Diskのファイルを複写しています。
上に貼りつけた画像では、disk1~disk6へWindows 3.1の各Floppy Diskに含まれるファイルを複写。Win/Vのファイルをwinvへ。そしてエクセルとワードのファイルをそれぞれexcelとwordフォルダの下にdisk1~といった具合にサブフォルダを作成して複写しています。あとDOSは空のフォルダ。作らなくても大丈夫だと思います。
AUTOEXEC.BATとCONFIG.SYSも空のテキストファイルです。ダミーとして配置しています。Windows 3.1、ワード、エクセルのインストール時にこの2つのファイルは変更対象として要求されますので、あった方が無難と思います。
秀丸エディタのファイルはLHA圧縮されていますので、解凍し「C:\temp\win31」以下の適当な場所に保存しておいてください。
いよいよWindows 3.1のインストール実施。画像ファイルが多く、少々重いかもしれませんが、ご容赦のほどを。>>続きを読む
インストール後のWindows 3.1運用について、等。>>続きを読む