◆スマランの街をぶらつく
V 再びスマラン
5月26日(金)午後
1.Nasi Gudeg 専門店「NGLARAS RASA」
スマランの街中で、運転手が自動車を着けた店は「NGLARAS RASA」という
Nasi Gudeg の専門店のよう。丁度12時をまわり、昼飯どきで満席、空く
まで10分少々待つ。待っているあいだ店内を観察すると、昔のぼろぼろの
店舗から現在の立派なお店に至までの写真が3枚 時代毎に飾られている。
結構老舗なのでしょう。それから、Nasi Gudeg に使う煮込みがいろんな種類
店内のショウケースに並べられており、持ち帰りで来店する人も多い。
ところで、Nasi Gudeg というのは 何とも説明のし難い料理なのですが、
ナンカというフルーツをベースにして、いろいろな具を少々甘く煮込んだも
のをご飯にかけて食べる料理です。アクセントとして、辛いサンバルを好に
応じて使います。ジョグジャのマリオボロ通り(Jl. Marioboro)のレセハ
ン(Lesehan:夜中 歩道にゴザを敷いて営業する一種の屋台料理店)で出さ
れる物が有名です。
さて、ようやく席が空き注文させてもらえる。Nasi Gudeg Telor(ゆで卵
付の物)と Sayur Lalap を頼む。出て来た Nasi Gudeg は 本場ジョグジャ
のレセハンで食べたものと同様にうまい! 席が空くのをまったかいが
あった。
Nasi Gudeg Telor -- Rp.2,145(約¥90)
Sayur Lalap ------- Rp. 385(約¥16)
NGLARAS RASA
Jl. Mataram 701, Semarang
Tel. 024-314555, 318905
食後は、まっすぐホテルへ戻り一休み。
2.中国人街へ
夕方4:00をまわったあたりで、山歩きの疲れも落ち着き、外出するこ
とにする。目指すは中国人街の大覚寺(Tay Kak Sie)!
ホテルを出て Jl. H. Agus Salim をまっすぐ東に向かい、右折で Jl.
Pekojan へ入ると、そこはもう中国人街。歩いてわずか15分ほど。途中 Jl.
H. Agus Salim で Es Tebu(砂糖黍ジュース)を売っている屋台がある。人
懐っこいお兄ちゃんがやっており、結構繁盛している。試飲するが、甘くて
全部飲めず。(一杯 Rp.100:約¥4) 残してしまった旨、お兄ちゃんに謝
り、写真を撮らせてもらう。(この写真はホテル近くの写真店ですぐ現像・
プリントし、翌日彼に渡す。)
さて、中国人街といっても入口に派手な門や飾りがあるわけではなく、単
に中国系インドネシア人の店舗や住居があるというだけ。インドネシアへは
じめて来た旅行者には普通の町との区別がつかないでしょう。(インドネシ
アでは中国語の看板を外に出すのは法律で禁止されているのです。中国の新
聞の発行も禁止されている。)
3.大覚寺とその周辺
Jl. Pekojan に入り 南へ進むと、橋にぶつかる。橋を渡る直前に道を右
に曲がり、川沿いに歩くと大覚寺(Tai Kak Sie)へ着く。このお寺 中部ジ
ャワのお寺のなかでは最古のものとのこと。何人か参拝者がおり、彼らの邪
魔にならないように中に入りイスに腰掛けて 彼らが参拝する様子をうかが
う。同じ仏教なのに日本のお寺と どうしてこうも違うのだろう。彼らは長
い線香を両手で持ち、頭上にかざして何度もおじぎをしながら、お寺の中の
あちこちを拝んでまわる。
暫くお寺の中で座り込んで休んだ後、晩飯にすべくお隣の中華料理屋(レ
ストラン「Chung Kie」)に入り、Bihun Kuah(ビーフンのラーメン)を注
文する。注文した品を待っていると、店のおかみさんが「日本人か?」とた
ずねてきた。「そうだ」と答えると、「子供達が NICHIREN SYOSHU に入っ
ている」と言われ大いに驚く。5人の子供全員が入信しており、私が信じ
かねていると、「子供からもらった」と法蓮華教の冊子を持ち出して来た。
そうそう、このお店で中国語の新聞を見かけた。Indonesia 云々と名称が
書かれており、日付も今日なので、インドネシアで刊行されたものなのだろ
うか? 中国語の新聞は禁止のはずなのに。よく分からん。
食後、ホテルへの戻り道、疲れた足腰を癒すべく、Jl. Pekojan の
Traditional Massage(オイル・マッサージ)屋に入る。2時間お願いし
「強くやってもOK」と当方が言うと、ほんとにきつくやられ、手足の筋が
裂けそう(@_@)。料金は Rp.20,000(約¥830)
マッサージ屋から Jl. Pekojan へ出ると、美味しそうな Ayam Goreng
(鳥肉の空揚げ)を出している屋台が目に入る。夕方 通りがかった時はな
かったので、夜だけ店を開くのだろう。さっきビーフンしか食べなかった
から、チョットくらいはまだ食べれる。早速席について、Ayam Goreng 2切
れを注文する。私の他には、自動車で乗り付けて来た中国系インドネシア
人の家族連れとか、白人までいる。結構有名な屋台なのだろう。店の垂れ幕
には「1938年に Oyong がはじめた店」と書いてある。味のほうは、とって
もいける。つくづく思うのだが、インドネシアの鳥肉は美味しい。明日の夜
腹をすかしてから再度、やってくる事にした。
Ayam Goreng "Oyong"
Jl. Pekojan No.95
Becak(人力三輪車)に乗り、ホテルへ戻る。
4.ホテルのバーでオウムの話題
ホテルへ戻り、ラウンジのカウンターで一杯(テキーラ)やっていると、
カウンターの向こう側のウエィトレスが話し掛けてくる。最初のうち、グドゥ
ン・ソンゴとかボロブドゥールとか、観光名所の話しをしていたが、私が
新興宗教団体アルアルカムについて話しを聞きはじめると、彼女から逆に
「オウム」だの「アサハラ」について教えてくれと言われ驚く。東南アジア
でも結構有名なのね このニュースは。