これは次の記事の続きです。
先月(9月)ノートPC(VersaPro PC-VK23TXZCC、Win11非対応)のWindows 10に対し「拡張セキュリティ更新プログラム」の取得申請を行っていましたが、Win10のサポート終了(2025年10月14日)が近づくなか、なんとなく不安を感じUbuntuのインストールを予備のSSDに行ったものです。
この旧式ノートPC、まだしばらく持ち歩いての使用が予想されるため、「拡張セキュリティ更新プログラム」を止めた場合の代替策として実施しました。
これはその顛末と将来のUbuntu再インストールのための備忘録です。
1.使用OS
Ubuntu 24.04 LTSにしたかったのですが、なぜかインストールがうまく行かず断念しています。インストールメディア(USBメモリー)からの起動は成功しインストールも異状なく完了したものの、OSを起動しようとするとSSDから起動できませんでした。BIOSからSSDは認識されているのでが、起動メディアとならず。なお使用した予備SSDは「PATRIOT P210 256GB」です。さらに予備のHDDへ交換しても同じ現象(インストールは成功、HDDから起動不可)となってます。
他方、Ubuntu 22.04 LTSは正常インストール完了。「PATRIOT P210 256GB」から起動できています。同OSのサポート期限は2027年4月まで。
▼▼▼ 2025/10/17 09:15追記 ▼▼▼
結局、24.04 LTSのインストールUSBを作り直しての導入に成功しました。
今後は次の記事へ追加設定・変更の記述を行っていきます。
▲▲▲ 2025/10/17 09:15追記 ▲▲▲
▼▼▼ 2025/10/08 12:10追記 ▼▼▼
Ubuntu 24.04及び22.04インストールの詳細
◆24.04
利用したインストールメディア(USB)はこれまでデスクトップPCへのインストールで数回利用しており、いずれも異状なく完了している。またインストール後のOS起動に異状はなかった。なおインストール先は全てSATA 3.5インチHDD。SSDへの導入は未実施。
今回、VersaPro PC-VK23TXZCCへのインストールでは導入時にネット利用有り・無しの両方を試したが、いずれも同障害(インストール自体は成功で終了。その後の再起動でSSDから起動不可)で失敗。
インストールメディア(USB)の作り直し&再インストールは後日試しておきたい。
◆22.04
最新の「ubuntu-ja-22.04-desktop-amd64.iso」をJapanese TeamからダウンロードしDVD-RWへ展開。DVD-RWから起動し正常にインストール完了。OSの起動も成功。
▲▲▲ 2025/10/08 12:10追記 ▲▲▲
2.設定
使用するアプリは主にブラウザ(Google Chrome)とテキストエディター(Gedit)の二つ。
外出先での使用を念頭に環境設定を行っています。主な設定箇所は次の通り。最小限です。
(1) デスクトップを「Classic GNOME Flashback」へ変更
参考ページ
Ubuntu 22.04 LTS にクラシック GNOME フラッシュバックをインストールする方法
Ubuntuを使い始めたころ(8.04 LTS)のデスクトップが好きなので変更。
(2) 主要なディレクトリ名を英語表記に
参考ページ
Ubuntu でホームディレクトリ内のディレクトリ名を英語表記に
(3) キーボード配列の調整
参考ページ
Ubuntu で日本語キーボードレイアウト
Ubuntuの標準メニュー[設定]-[キーボード]では上手く行かなかったため(&や+等の記号が正常に入力できない)、上記ページを参考に設定しています。
(4) Mozcのユーザー辞書登録
メインPC(Windows 11)で使っているユーザー辞書をテキストファイルへエクスポートし、Mozcへインポートしました。
(5) ファイアーウォールの設定
UFWの有効化。外出先での利用、そしてファイル共有は行わないため標準設定のままです。
(6) フォルダーの暗号化
Encfsをインストールしました。Ubuntu 22.04 LTSインストール時にディスク全体の暗号化は行っていません。なお、ノートPCのBIOS設定でSATAドライブ(SSD)の暗号化を設定しています。
(7) net-toolsのインストール
上記の他に必要となる変更・追加が発生した場合は随時追記していきます。
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