赴任前の準備出張当時 DynaBook を使っていたけど、日本語のソフト以外
にIBM互換機用のソフト(*1)も利用しており、どんなPCがジャカルタで普及
しているのか非常に興味があった。それから、1990年末に発表されたDOS/Vと
いうシステムが作動するハードウェアがジャカルタで入手できるのかも調べ
ておきたかった。
一ヶ月の出張期間中 事務所のパソコンを弄繰り回させてもらい、街のパソ
コン屋にも足を運んで調べたところ、標準的なスペックとしては、だいたい
次のようなものでした。
・CPU:80286
作動クロックは16MHz、20MHzと結構高速。91年末~92年には
25MHzなんてのもあった。(オリジナルのIBM-ATは8MHzくらいだった
はず)
・メモリー:2MB(2048KB)
メインメモリー640KB以外の1408KBは、マザーボード上のジャンパーや
BIOS SETUPで"Expanded Memory Specification(EMS)", "Extended
Memory",
"Shadow RAM"へ適宜振り分けが可能。
・ビデオ:CGA(640x200)
キャラクター(文字)ベースの業務アプリケーションを使うには低解像度の
CGAでも十分と考えられていたらしく、VGAを見かけるのは希でした。
・ハードディスク:40MB
・FDドライブ:5.25インチ(1.2MB)x1基
5.25インチ(360KB)x1基
合計2基
3.5インチFDはほとんど見かけることがなかった(~_~;)。
ソフトはDOSが「MS-DOS Ver.4.0」、業務用のアプリケーションは
「WordStar」(ワープロ)、「Lotus 1-2-3」(表計算)、「Lotus Symphony」
(統合ソフト)が多く使われていた。
それから、事務所で見かけたのは全て地元のショップブランド品(^_^;)。
この出張期間中は大手ブランド品を見つけること出来ず。
品質に不安があったので、持参したソフト(*2)をいくつかインストールさ
せてもらい安定して作動するか試す。結果は良好だったので、日本からDOS/V
を持ち込んで試す決心がついたが、DOS/Vを利用する上での必要条件(VGA,
3.5"FDD)を満たしていない点もあり、ジャカルタでIBM互換機を購入すべきか
迷う。
*1:英文ワープロ"Professional Write"
同スペル&文法チェッカー"Right Writer"
正式にはサポートされていなかったが、DynaBook の日本語DOS(Ver.3.1)
はスクリーンモードを切り替えてやれば、IBM互換機用の業務アプリケー
ションのほとんどが作動した。
*2:上記の2つに加えて、当時購入したばかりの"GeoWorks Ensemble"を試す。
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