住むところも決まり、事務所も一応体裁を整えたので、一旦日本へ戻るこ
とになったが、ジャカルタで互換機を購入する決心がつかず(~_~;)。
結局 日本で購入し、ジャカルタへ持ち込むことにした。
日本に滞在できるのは1週間足らずで再びジャカルタへ戻らなければなら
なかったので、パソコン雑誌の広告や特集を漁って、大急ぎで機種を選定。
予算の関係もあるので(^_^;)、386CPUを搭載したモデルは諦め、次の機種
を購入。
パッカードベル製「PB286D」
・CPU:80286 12MHz
・メモリー:2MB
・ハードディスク:40MB
・FDD:5.25インチ(1.2MB)、3.5インチ(1.44MB)各一基
・PS/2マウス&英語101キーボード付き
・MS-DOS 4.0(英語版)付属
☆VGAモニターとビデオカードはジャカルタで購入するつもりだったの
で、省いてもらった。
CPUクロックが12MHzでは少々遅いかとも思ったが、当時同じCPUを搭載
したDOS/V機を日本IBMやセガが発売しており、まあ大丈夫だろう と判
断。(もちろん、ローエンド機だったけど...)
なお、この PB286D というモデル、5.25インチFDDがドライブAに
なっていたり(*1)、2MBのメモリーがEMS(Expanded Memory
Specification)に利用出来なかったり(*2)と後々問題となる点もあっ
たが、購入時は気が付かなかった(^_^;)
これでお値段は、¥152,000(税別) 1991年頃としては格安でした。
ところで、このメーカ(Packard Bell:USAの大手)は最近NECと組んで
"パッカードベルNEC"というブランドのDOS/V機を日本で販売しています。
しかし当時は千葉電子という会社が販売代理店。この会社のショールーム
まで出掛けていって、DOS/Vが作動していることを確認してから購入。
さて、我が家に届いたパソコンの包装を解き、剥き出しの本体とキーボー
ドを一緒に紐で縛る。そして、マウスとマニュアル&FD(MS-DOS 4.0)は
スーツケースに放り込んで準備完了。本体とキーボードは手荷物として機内
に持ち込んだ。
スカルノ・ハッタ空港の税関も例によって「It's for my own use.」で無
事通り抜け、事務所へパソコンを抱えてまっすぐたどり着いた。
*1:DOS/Vのシステムディスクは3.5インチFDで供給されていた。インス
トールする為には3.5インチFDDからシステムを起動する必要あり。
つまり、3.5インチFDDがドライブAでないとマズイ(~_~;)
*2:EMSが使えないと、日本語入力システム(ATOK7)や表計算ソフト(アシス
トカルク等)の利用に制限がかかってしまう(;_:)。
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