日本占領期間におけるインドネシア社会の発展と、独立初期のインドネシアとオランダ間の紛争を、検証する。
日本占領時期は、それが短い期間しか続かなかったとは言え、最悪の植民地支配の時代だった。その時代、天然資源や人的な資源に対して異常な収奪が発生した。しかし、日本の植民地支配はインドネシア独立へ向けての準備を促進させたという側面もあった。
*1:原文は"Kompetensi Dasar"。「要旨」としました。
*2:原文は次の通り。ちょっと分かり易い日本語にできず。
C. Hubungan antara kebijakan Pemerintah Pendudukan Jepang dengan Mobilisasi
Sosial dan Kesempatan Berpolitik.
上記和文は、原文1ページ目に対応。
日本占領 http://www.jttk.zaq.ne.jp/bachw308/page028.html (インドネシア専科内)
1942年の1月・2月、日本軍はインドネシアへ侵攻した。スマトラとカリマンタンの石油生産地域は第一の目標とされた。なぜなら、それは侵略を継続するための重要な天然資源であったからだ。>>続きを読む
日本は戦時下にインドネシアを占領した。経済諸資源は、戦争が必要とするものを支援するために動員された。そして、その行政管理の担い手は軍人たちだった。それゆえ、日本による占領期間は短かったとはいえ、長期にわたったオランダ時代に受けたよりも遥かに重い苦しみをインドネシア国民は体験することとなった。>>続きを読む
大戦争という環境の中、日本は特にジャワとスマトラで大規模な大衆動員を実施した。この日本の方針は、インドネシアを支配する際にオランダが行った方針とは異なるものだった。>>続きを読む