私の好きなインドネシア2004年スマトラ“装甲”列車の旅

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03 Sri Bilah Utamaに乗る(1/2)

目次

旅行記

資料・写真

本文

10月17日(日)、朝食を6時すぎに済ませひとまず荷造りする。Rantauprapatで今日の復路の切符が買えなければ宿泊しなければならないので、荷物は多くなってしまう。

08:10 頃ホテルを出発。チェックアウトはしない。フロントに『Rantauprapatへ行く。今日帰ってくるかどうか分からない』と告げ、ルームキーを預る。
08:20 頃 メダン駅着。ホテル前に停まっていたタクシーの料金はRp.25,000


メダン駅改札(入口)
ゲート(Pintu)は全部で5箇所。13 メダン駅に概略図を掲載しているのでご覧ください。

メダン駅のホームは2本で、改札に隣接しているPerok IからPerok IIへは地下道をとおって移動する。既に列車Sri Bilah UtamaはPerok 2に入線していた。


メダン駅ホーム
Rantauprapatへの進行方向を向いて撮影。向かって右側がPerok I(第1ホーム。このさらに右側が改札)。左側の(列車が止まっている)ホームがPerok II。停車している列車は、これから乗車する予定のSri Bilah Utama。

道中の出来事は、次のページで順に記載しますが、これまでに乗車したインドネシアの鉄道(ジャワの鉄道)に比べて気が付いたことなどを次にまとめておきます。

1. Eksekutifの車両は窓ガラスの外側に鉄格子がはめられており、投石(だと思う)から窓を守っていた。投石が酷いのは知っていたが、ついにここまで来たか。装甲車両である(^^ゞ。他方、Bisnis車両の窓には鉄格子は無かった。Eksekutifのお客だけ守られている、というのはな~~~。なお、同時期ジャワの特急列車に乗った人の話では、ジャワの特急では窓ガラスに鉄格子はなかったそうです。窓ガラスに鉄格子がはまっているのは、この北スマトラだけなのかもしれません。

これが車窓の眺め
窓ガラスは例によって強い日光を防ぐためにスモークタイプ。そして傷も多い上に、外側にご覧の通り鉄格子がはまっている。眺めは台無しである。

2. 異常に揺れが激しい。線路の継ぎ目だと思うだが、お尻を座席に叩きつけるような上下の揺れが続く場所が頻繁にあり、尾底骨や腰が痛くなってしまった。ジャワの列車では体験したことがないひどさである。これはどうも車両のせいらしい。翌日乗ったKinantanではこんな酷い揺れとはならなかった。

3. 車両はかなりくたびれた感じ。ジャワで乗ったEksekutifでもぼろいのはあったが、さらに酷い。

Sri Bilah Utama車内(Eksekutif)
写真ではわかり難いと思うが、シートや窓ガラス周辺などくたびれた感じである。

4. 装備は、エアコン&リクライニングシート。ビデオ放送用のTVはなし。

Sri Bilah Utama座席周り(Eksekutif)

5. 乗車時間が約5時間と長いのだが、食事が乗車券に含まれていなった。無料で配られたのは菓子パンのみ。

無料で配布された菓子パン
乗車券に含まれている。

6. 断食月(10月15日から開始)だからだと思うが、昼食時間帯を走行しているにもかかわらず食堂車の注文を取るお客は少なかった。私が気が付いた限りでは注文していた乗客は3~4人だった。無料で配られた菓子パンについても、私の横に座っていた中年男性は食べなかった。(と言うわけで、私も食べなかったのだが。。。車内fastingに協力)

7. 物売りがEksekutifクラスの車両内にも頻繁に入ってくる。これはジャワではほとんど見たことがない。スマトラ特有か?

8. トイレは垂れ流し。穴は、そのまま線路まで筒抜けである。

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